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食品・飲料

2019年01月09日

  • リリース

全国の小学校4年生~6年生の親600人に聞いた

野菜の摂取と成績に関する調査

野菜を積極的に食べている子どもは
消極的な子どもに比べて成績が良いことが判明
成績アップには野菜好きになることがポイント?

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総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2018年11月28日(水)~2018年11月30日(金)の3日間、全国の長子が小学校4年生~小学校6年生の親600名を対象に「野菜の摂取と成績」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

調査背景

親として気になるのは子どもの成績。初詣で合格祈願や学力向上の祈願をした親も多いのではないでしょうか。また、近年では家庭や学校給食などでの食育が盛んとなっています。食育は子どもの教育にどのような影響を与えているのでしょうか。そこで今回は、食育の中でも野菜にスポットをあて、子どもの野菜摂取状況と成績の関係を探るべく「野菜の摂取と成績に関する調査」を行ないました。
報道の一資料として、ぜひご活用ください。

調査概要

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施

調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、長子が小学校4年生~小学校6年生の親を対象に実施

有効回答数:600名(小学校4年生、小学校5年生、小学校6年生の男児、女児:各100名)

調査実施日:2018年11月28日(水)~2018年11月30日(金)

「野菜の摂取と成績に関する調査」主な質問と回答

◆子どもの1食あたりの野菜摂取量は?:

【朝食】は「野菜をとらない」が52.0%と半数以上。【昼食】、【夕食】は約70gの野菜をとっていると回答した方が最も多い結果となった。

◆10歳以上の理想的な野菜摂取量は?:

「350g以上」と回答できたのは23.7%にとどまる結果に。

◆直近の通知表の評価は?:

野菜の摂取に積極的な子どもの方が野菜の摂取に消極的な子どもよりも成績が高い傾向にあることがわかった。勉強だけではなく、【体育】でも7.1ポイントの差をつけた。

フードビジネスコーディネーター小山 浩子先生によるコメント(一部抜粋)

意外だと思ったのが、朝食で野菜を摂らない子が半数以上だということ。野菜の必要性はわかっていても1日の必要量に関しては、認識不足も感じました。野菜嫌いな子どもへの対策は野菜ジュースも有効。野菜は朝ごはんで摂ることをおすすめします。

  • Q1. 家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください。(単数回答)【n=600】
    ※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください。

  • Q1. 家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください。(単数回答)【n=600】<br>※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください。<br>
    約70gの野菜の写真を参考に、家庭での野菜の摂取量をお聞きしたところ、【朝食】は「野菜をとらない」と回答した方が52.0%と半数以上となりました。【昼食】、【夕食】は約一皿分程度、70gくらいの野菜を食べていると回答した方が最も多い結果となりました。

  • Q2. 10歳(小学4年生)以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお答えください。(単数回答)【n=600】

  • Q2. 10歳(小学4年生)以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお答えください。(単数回答)【n=600】
    10歳以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお聞きしたところ、最も多い回答が「210g以上」30.0%、次いで「280g以上」29.7%となりました。10歳以上の理想的な野菜摂取量は、厚労省が推奨する「日本人の食事摂取基準2015」をもとに作成された『「4つの食品群年齢別・性別・生活活動強度別食品構成」身体活動レベルII(ふつう)香川芳子案』によると、「350g以上」とされています。「350g以上」と回答したのは23.7%にとどまる結果となりました。「420g以上」、「490g以上」を合わせても27.7%と3割に満たない結果となっています。

  • Q3. あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】

  • Q3. あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】<br>
    約8割の親が、子どもは1日に350gの野菜を摂取できていないと回答しましたが、子どもの野菜の摂取に対する態度をお聞きしたところ、「野菜摂取に積極的である」19.8%、「野菜摂取にやや積極的である」33.7%と合計53.5%の子どもが野菜の摂取に積極的であることがわかりました。

  • Q4. あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか。(単数回答)【n=600】

  • Q4. あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか。(単数回答)【n=600】
    野菜がどの程度好きかをお聞きしたところ、全体では「やや好き」が最も多く39.8%となりました。前問の野菜の摂取に対する態度で比較をすると、「野菜摂取に消極的である」、「野菜摂取にやや消極的である」と回答した子ども(消極的)は野菜が「やや苦手」と回答した方が最も多く61.6%、「かなり苦手」が15.4%と合計77.0%が野菜が苦手であることがわかりました。
    子どもに野菜を積極的に摂取してもらうためには、まずは野菜を好きになってもらうことが必要なのかもしれません。

  • Q5. お子様が通う小学校で行なわれる単元末テストやまとめテストや実力テストのお子様の成績について、教科ごとにあてはまるものを教えてください。(単数回答)【n=600】
    ※直近(1学期末の成績)でお考えください。

  • Q5. お子様が通う小学校で行なわれる単元末テストやまとめテストや実力テストのお子様の成績について、教科ごとにあてはまるものを教えてください。(単数回答)【n=600】<br>※直近(1学期末の成績)でお考えください。<br>
    各教科「90点以上」、「60点~90点未満」、「60点未満」でテストの成績をお聞きし、「90点以上」と回答した方を野菜の摂取に対する態度で比較をしました。その結果、野菜の摂取積極的な子どもがどの教科でも「90点以上」と回答した方が多い結果となりました。とくに【国語】は積極的57.6%に対し、消極的39.8%と17.8ポイントの差となりました。

  • Q6. お子様の直近の通知表(1学期末の成績)の評価から教科ごとに評定(総合評価)を3段階で教えてください。(単数回答)【n=600】
    ※1またはC=もう少し、2またはB=できた、3またはA=よくできた としてお考えください。

  • Q6. お子様の直近の通知表(1学期末の成績)の評価から教科ごとに評定(総合評価)を3段階で教えてください。(単数回答)【n=600】<br>※1またはC=もう少し、2またはB=できた、3またはA=よくできた としてお考えください。<br>
    次いで、直近の通知表で比較をしてみました。各教科の成績を「もう少し」、「できた」、「よくできた」でお聞きしました。
    「よくできた」と回答した方を、野菜の摂取に対する態度で比較をすると、前問と同じく野菜の摂取に積極的な子どもの方が野菜の摂取に消極的な子どもよりも成績が高い傾向にあることがわかりました。勉強だけではなく、【体育】でも7.1ポイントの差をつける結果となっています。

  • Q7. お子様の学習に対する態度・行動に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】

  • Q7. お子様の学習に対する態度・行動に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】
    次に、学習態度を比較してみました。各項目を「あてはまる」、「ややあてはまる」、「どちらともいえない」、「あまりあてはまらない」、「あてはまらない」の中から、「あてはまる」、「ややあてはまる」と回答した方をまとめました。
    「担任の先生から勉強について褒められる」では12.7ポイント、「勉強しなさいと言わなくても自発的に勉強している」では16.8ポイント、「テスト前はしっかり準備している」では16.0ポイントと大きな差をつけ、野菜を積極的に摂取している子どもが高い数値となりました。

  • Q8. お子様の身体と性格についてあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】

  • Q8. お子様の身体と性格についてあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】
    身体と性格に関しても比較をしてみました。前問と同じく「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した方を、野菜の摂取に対する態度で比較をすると、【人にやさしい】、【好奇心が旺盛】、【人とすぐに仲良くなれる】などの項目で、積極的に野菜を摂取している子どもが高い結果となりました。
    また、【集中力がない】、【疲れやすい】などのネガティブな項目では野菜を積極的に摂取している子どもは低い結果となっています。野菜を積極的に摂取することが、子どもの成長に影響を与えているのかもしれません。

管理栄養士/フードビジネスコーディネーター 小山 浩子(こやまひろこ)先生コメント

調査結果について、野菜摂取と学力や学習に対する行動、性格や日常生活との関係性はある程度は予測していましたが、ここまで全ての項目に対してはっきりと差が出るとは思っていなかったので、正直驚きました。また、意外だと思ったのが、朝食で野菜を摂らない子どもが半数以上だということ。野菜の必要性はわかっていても1日の必要量に関しては、認識不足も感じました。

◆野菜摂取と成績の関係性について
栄養素はチームで脳をサポートします。脳を動かす燃料となるのがパンやごはんに含まれる糖質です。常に糖質を一定量安定供給する必要はありますが、糖質の分解や吸収を抑える食物繊維やミネラルを一緒に取ることで少しずつ脳に栄養素がゆっくり送られて、給食までの間、燃料切れをおこさないようにしてくれるのです。またビタミンB6は元気で活発に活動できる体と脳をつくるために欠かせない栄養素です。野菜に必ず入っているビタミンCはたんぱく質の合成に関与し、成長期の体づくりをサポートします。

◆野菜は朝ごはんで摂ることを一番におすすめ
朝の習慣化が野菜不足解消の一番の近道です。朝ごはんはパンだけを食べても、ごはんだけを食べても、午前中の集中力は続きません。パンやごはんと一緒にビタミンBを含むおかずを一緒に食べることが必要です。栄養素は体の中でチームワークで働きますので、しっかり脳に栄養を送り届けるためにも、野菜でしっかり、ビタミン、ミネラルを摂ってください。

◆野菜が苦手な子どもへの対策は野菜ジュースでのベジトレも有効
野菜摂取に消極的な子どもは野菜が苦手な人が多いということがわかりましたが、一生で一番味覚に対して敏感な時期が11歳です。ピークが11歳と考えてください。野菜独特の苦みや味は大人の感度の3倍ほど。そして、体(脳)が苦いものは毒、酸味は腐っていると判断しますから、いろんな味の野菜を食べて味に慣れることがとても大事です。また、野菜が苦手な子どもへの対策は野菜ジュースでの野菜トレーニング、ベジトレも有効です。市販の野菜ジュースには、子どもが苦手とする野菜がバランス良く含まれていますが、旬のおいしい時期に収穫していたり、ブレンドにより、飲みやすくなったり、子どもたちが抵抗なく飲めると思います。親子でパッケージを見てどんな野菜が入っているのか会話をすることも大事です。そこに苦手な野菜が入っていたけど、おいしく飲めたという経験は、子どもにとっては苦手野菜に対する安心感にもつながります。おいしく食べることで味覚も育っていきます。また、野菜ジュースでごはんを炊いてバターを混ぜてピラフにしたり、カレーに野菜ジュースを混ぜたり、ホットケーキミックスに混ぜたり、調理に使うのもおすすめです。

健全な精神は健全な体に宿ると言いますが、健全な体や精神を作っているのは食事であり、その中でも野菜の果たす役割は大きいと感じています。お子様の食生活に野菜を取り入れてください。

小山 浩子(こやまひろこ)先生プロフィール

小山 浩子(こやまひろこ)先生 大手食品メーカー勤務を経て2003年フリーに。料理教室の講師やコーディネート、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKをはじめ健康番組出演等幅広く活動。
著書に「頭のいい子に育つ育脳レシピ」「頭のいい子が育つ食事」など。

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