INVESTIGATION独自調査レポート
独自で調査した市場調査・マーケティングリサーチのレポート
PRESS RELEASE
2017-07-11 火曜日
株式会社ネオマーケティング

熱中症に関する調査

全国の熱中症を知っている20歳~79歳の男女1200人に聞いた

「熱中症に関する調査」

実は熱中症の要因でもある「湿度」 8割以上が予防せず
熱中症の要因としての意識の低さが明らかに
熱中症予防の水分補給「経口補水液」を飲むのは約3割のみ


総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2017年6月15日(木)~2017年6月16日(金)の2日間、全国の熱中症を知っている20歳~79歳の男女1200人を対象に「熱中症」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

調査概要

  1. 調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
  2. 調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の熱中症を知っている20歳~79歳の男女を対象に実施
  3. 有効回答数:1200名(20代・30代・40代・50代・60代・70代の男女:各100名)
  4. 調査実施日:2017年6月15日(木)~2017年6月16日(金)

熱中症の経験は?
医師に熱中症と診断されたことがある」4.3%、「熱中症と思われる症状になったことがある」25.2%と合計29.5%に熱中症経験が。年代で比較をすると、20代が最も多い結果になった。
熱中症の予防、何をしている?
「水分補給」98.9%、「エアコンや扇風機で室温を下げる」66.0%、「通気性のよい服を着る」54.5%と続く。「除湿機等を使って湿度を下げる」に関しては15.0%と熱中症予防として湿度に対する意識の低さがうかがええる結果となった。
熱中症予防として経口補水液を飲んだことはある?
経口補水液を知っている人の内、経口補水液を飲んだことがあると回答したのはわずか30.5%だった。
経口補水液は、塩分濃度に違いがあることを知っている?
認知は38.1%となった。
塩分濃度が低い・高い経口補水液どのような場面で飲むのが良いと思う?
塩分濃度が低い経口補水液は「軽く汗をかいたとき」、塩分濃度が高い経口補水液は「大量に汗をかいたとき」と賢く使い分けているようだ。
谷口英喜 先生 考察
熱中症予防には、必要に応じて室温を調整したり、経口補水液をとることが大切です。経口補水液は、脱水の程度とナトリウムイオン濃度で選びます。基本的には脱水の程度に合わせて選ぶと良いでしょう。何かあればすぐに経口補水液を飲める環境を作っていくことが社会全体として必要だと考えています。

Q1. あなたは、これまでに熱中症になったことがありますか。
(単数回答)【n=1200】

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熱中症の経験をお聞きしたところ、全体で「医師に熱中症と診断されたことがある」4.3%、「熱中症と思われる症状になったことがある」25.2%と合計29.5%に熱中症経験があることがわかりました。年代で比較をすると、20代の合計43.0%が最も多い結果になっています。若いからと言って、熱中症になりづらいということはないようです。

Q2. あなたは、熱中症、もしくは熱中症と思われる症状に、これまで何回くらいなったことがありますか。(単数回答)【n=354】

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熱中症、もしくは熱中症と思われる症状になったことがあると回答した方に対し、その回数をお聞きしたところ、最も多い回答は「2~3回」で46.3%となりました。「1回」と回答した方は39.8%のみとなり、熱中症経験者のうち約6割もの方に複数回経験があることがわかりました。

Q3. あなたは、熱中症を予防するために何か行なっていますか。
(単数回答)【n=1200】

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熱中症を予防するために何か行なっているかをお聞きしました。全体の半数以上の59.6%が「行なっている」と回答しています。年代で比較をすると、70代が最も多く、72.0%の人が熱中症予防のために何かを行なっていることがわかりました。

Q4. 熱中症の予防として、あなたが行なっていることは何ですか。
(複数回答)【n=715】

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熱中症の予防として、行なっていることをお聞きしたところ、最も多い回答は「水分補給」98.9%となりました。次いで「エアコンや扇風機で室温を下げる」66.0%、「通気性のよい服を着る」54.5%となっています。「除湿機等を使って湿度を下げる」に関しては15.0%と熱中症予防における湿度に対する意識の低さがうかがええる結果となりました。湿度が高くなると汗が気化しづらくなり、熱が体内にこもってしまいます。熱中症予防に湿度を下げることも心がけましょう。

Q5. あなたは、「経口補水液」を知っていますか。(単数回答)【n=1200】

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前問では、熱中症の予防として「水分補給」をしている方が最も多い結果となりました。身体の水分が不足すると熱中症になります。そこで、脱水症状の予防や治療等に用いられる「経口補水液」についての認知をお聞きしました。その結果、「どのようなものか知っている」44.0%、「名前だけは知っている」39.5%となり、合計83.5%が「経口補水液」を知っているようです。年代で比較をすると、どの年代も7割以上が知っていると回答しています。

Q6. あなたは、熱中症予防として「経口補水液」を飲んだことがありますか。(単数回答)【n=1002】

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経口補水液を知っていると回答した方に対し、熱中症予防として経口補水液を飲んだことがあるかをお聞きしました。その結果、「飲んだことがある」と回答したのはわずか30.5%となりました。経口補水液の認知は約8割となりましたが、実際に飲んでいる人は3割しかいないようです。年代で比較をすると、最も多い年代が30代で37.0%と、それでも4割に満たない結果になっています。

Q7. 経口補水液は、塩分濃度に違いがあることをご存知ですか。
(単数回答)【n=528】

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経口補水液について、「どのようなものか知っている」と前問で回答した528人に対し、さらに経口補水液の塩分濃度に違いがあることを知っているかをお聞きしました。その結果「知っている」と回答した方は38.1%となりました。最近では市販の経口補水液に様々な塩分濃度のものが出てきています。体の水分不足の状態に合わせ、経口補水液を選ぶことが大切です。

Q8. あなたが、熱中症の予防として飲んでいるものは何ですか。あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=707】

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熱中症の予防として「水分補給」をしていると回答した707人に対し、何を飲んでいるかをお聞きしました。その結果、「水」と回答した方が最も多く79.8%、次いで「お茶」73.7%、「スポーツドリンク」57.7%と続きます。「経口補水液」はわずか9.9%と、1割に満たない結果となりました。前問で、経口補水液の塩分濃度の違いについて「知っている」と回答したのは約4割となりました。どのようなタイミングでどのような経口補水液を飲んでよいのかわからないという方が多いのかもしれません。

Q9. あなたは、経口補水液はどのような場面で飲むのが良いと思いますか。塩分濃度が低い・高い経口補水液それぞれすべてお答えください。
(複数回答)【n=201】

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経口補水液に塩分濃度の違いがあると知っている201名に対し、塩分濃度が低い経口補水液・高い経口補水液、それぞれ、どのような場面で飲むのがよいと思うかをお聞きしたところ、塩分濃度が低い経口補水液は「軽く汗をかいたとき」が最も多く34.8%、次いで「普段の水分補給のとき」31.3%となりました。塩分濃度が高い経口補水液は「大量に汗をかいたとき」が最も多く54.7%となり、次いで「脱水時(発熱・下痢・嘔吐等)」45.3%となりました。塩分濃度が低い経口補水液は、「軽く汗をかいたとき」、「お風呂上り」、「就寝前」等、水分不足が進みつつあるときに、塩分濃度が高い経口補水液はさらに水分不足が進んだ「大量に汗をかいたとき」、「脱水時(発熱・下痢・嘔吐等)」等に適しています。経口補水液の塩分濃度の違いを知っている方は、経口補水液を効果的に活用しているようです。

コメント

谷口英喜 先生 考察
家庭における熱中症予防策としては、暑さ指数「WBGT」※を計測できる測定器を各部屋に置くといいでしょう。暑さ指数「WBGT」でリスクを判断しながら、必要に応じて室温を調整したり、経口補水液をとることが大切です。
経口補水液は、脱水の程度とナトリウムイオン濃度で選びます。基本的には脱水の程度に合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、大量発汗時や発熱・下痢・嘔吐に伴う中等度以上の脱水時などの「非日常的」な場面における水分補給としてはナトリウムイオン濃度が高めの経口補水液が適しています。そこまではいかない「日常的」なレベルの運動・軽作業、平常時の入浴後、起床後、欠食時、大量発汗まではいかない程度(少量~中等量)の汗をかいた際などに伴う軽度の脱水症には、ナトリウムイオン濃度が低めの経口補水液が適しています。
何かあればすぐに経口補水液を飲める環境を作っていくことが社会全体として必要だと考えています。
※暑さ指数「WBGT」
人間の熱バランスに影響の大きい「気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つを取り入れた温度の指標であり、熱中症の危険度を判断する数値。

プロフィール

8193_013 谷口英喜 先生
麻酔科医師・済生会横浜市東部病院周術期支援センター長兼栄養部長
1991年、福島県立医科大学医学部卒業。
学位論文:経口補水療法を応用した術前体液管理に関する研究。
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授を経て、済生会横浜市東部病院周術期支援センター長兼栄養部長。
神奈川県立がんセンター麻酔科非常勤医師。
日本麻酔科学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急学会専門医、日本静脈経腸栄養学会認定医・指導医、日本外科代謝栄養学会・教育指導医。

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